2018.10.18 リポート ざざんざ織りに迫る‼(附属浜松中学校)

静岡大学教育学部附属浜松中学校の3年生4名が、授業の一環で「ざざんざ織り」について調査しました。中学生たちが企画・取材・撮影・文章作成まですべてを自らの手で行いました。今回は、特別編として中学生が地域の伝統織物について作成したレポートをご覧ください。


 
ざざんざ織りに迫る

たった一軒で浜松の伝統織物を支えている「ざざんざ織・あかね屋」

  レポート:静岡大学教育学部附属浜松中学校
  3年 名波柚奈 辻れみな 佐伯萌日 飯尾璃音




ざざんざ織とは
ざざんざ織は、あかね屋初代、平松実さんが創作した絹織物です。ざざんざ織の名称は、古くより浜松に「颯々(ざざんざ)の松」という有名な松があり、潮風に冴え、常盤の彩かわらぬ昔からの翠色(すいしょく…みどりいろの意)を連想させるその松にあやかって命名されました。
染色は、大変手間がかかりやっかいな草木染ですが、色は落ち着きと深みがある伝統色であり、歴史を感じさせます。



 平松 久子 さん

  □趣味
   →今は特にない。昔は、茶道・謡曲をやっていた。
    (謡曲とは能の詞章のこと。演劇における脚本に相当する。)

  □仕事内容
   →糸を柔らかくする・糸を染める・布を作る販売も
     自分で行っている。布は織り機を使って製作している。





Q1:平松さんが思うざざんざ織の魅力とは?
↳ A1:ざざんざ織を作る糸となる絹に魅力がある!

<絹の長所>
・美しい光沢がある ・軽い
・肌触りが良く着心地が良い
・長年使っているとだんだん糸が柔らかくなるので、触り心地もとてもいい


Q2:この店を続ける理由とは?
↳ A2:ざざんざ織の魅力を伝承していくため。

お金がほしいためにやっているわけではない!

Q3:このお店を続ける中での課題とは?
↳ A3:①日本製の絹がなくなるかもしれない。
    ②後継者がいない。


Q4:今後ざざんざ織がどうなってほしいか?
↳ A4:目で見て、手で触り、ざざんざ織について知ってほしい。


Q5:若者に向けてのメッセージ
↳ A5:伝統工芸品をみて・ふれてほしい。

たまに小学生が、遠鉄百貨店で伝統産業についての学習をしているが、そこで終わるのではなくてお父さん
やお母さんに実際に見た事を話してほしい。そうするとまた見に来てくれる人が増える。








【さいごに】
今回のレポートを通して分かったことは、「浜松の伝統工芸品には長い歴史や数少ない職人の知恵・思いがつまっている。」ということです。私たちはこれまで伝統工芸品における若者の興味・関心が薄くなってきているという課題について調査してきました。現代は、生活の中でインターネットや電子機器があふれていて、若者にとって伝統工芸品には触れにくい環境なのかもしれないと思い、私たちはこのページを作成しました。若者が触れやすいインターネットと伝統工芸品を掛け合わせました。
少しでも多くの若者がこのページを見て、「ざざんざ織り」のよさを知り、浜松の伝統工芸品へ興味や関心をもつようになれば幸いです。



【ACCESS】
あかね屋
所在地: 〒430-­0856 浜松市中区中島2­15­1  TEL/FAX:(053)461­-1594










空から「想い」という名の、星たちが降り、浜松の風とともに散らばりました。
空から降ってきた星たちは、人々を幸せにしていきました。
人々を幸せにした沢山の星たちは、長い年月をかけて、少しずつ束となり、1つの布となりました。
その布は、「ざざんざ織」と呼ばれるようになりました。



ありがとうございました!!


<作成者>
静岡大学教育学部附属浜松中学校 3年
 名波 柚奈
 辻 れみな
 佐伯 萌日
 飯尾 璃音